1月26日(金)午前11時

私は、先週の1月18日(木)~21日(日)に、3泊4日の日程で中国に行ってまいりました。

「中国で、日本式の木造住宅建築が、可能か?どうなのか?を調査するためです。」

と言えばとても聞こえはいいのですが、実際は、私の中国人の友人であるT様から、会社の新年会への

ご招待を受けたからであり、ほとんど観光気分で喜んで出かけたのが本当のところです。

話せば長くなってしまいますが、よろしかったらしばらくだけお付き合い下さい。

実を申しますと、今から10年前の平成20年8月に、エリーヌホームはご縁があって、中国人ご夫妻、

T様邸のお家を建てさせて頂きました。

しかしながらT様は、どうしても年老いた父親の世話をしなければならなくなり、日本に骨をうずめるつもり

だったのですが、やむなく平成28年12月に、中国に帰らざるを得なくなってしまったのです。

その後、T様が住まわれていた大切なお家は、まだ新築同様だったので、購入して頂く方に巡り会う事ができ、

本当に良かったなと思っています。

昨年の春頃にT様から、「西安にある建設会社に就職する事ができたんだけど、来日して、

伊藤社長に相談したい事があるんです……」と、突然深刻そうな声で国際電話がかかってまいりました。

早速、昨年のゴールデンウィークにT様が来日され、私に驚くべき内容を打ち明けられたのです。

「ぜひ、エリーヌホームの家づくりのノウハウを、中国に輸出してもらえないだろうか?」

私は雲をつかむような、想像を絶する困難な依頼内容だったので、しばらくは開いた口がふさがりませんでした。

それからというものの、何度となく国際電話で詳細をやり取りしながら、打ち合わせをしていましたが、

当然の事ながら、とても電話やメールで、簡単に結論が出せるような話ではありませんでした。

私の信頼するT様からの、とてつもない相談でしたけれど、電話でいきなり断るのも失礼だと思っていたところ、

社員が400名もいるような、大きな建設会社の新年会への招待も受けていたので、忙しくてとても

悩んだのですが、思い切って、中国に行ってみる決断をしたのでありました。

T様の勤務する会社は、ワンフロアが1000㎡もある、高層ビルの7階、8階、9階をオフィススペースとして、

約200名の社員の方々が働いておられました。

7階にある会議室に通されてびっくり仰天!

熱烈歓迎の横幕が窓ガラスに貼ってあるではありませんか。

私は感激したと言うよりも、むしろ……

「これは大変な所へ来てしまった。」と、だんだんと不安になってきたのであります。

中国で日本式の木造住宅を建てるには、「材料の調達方法や、職人の手配、日本式住宅の販売戦略、

ノウハウを指導する現場監督の常駐の問題。」

などなど、解決しなければならない課題が山積している事を、私は懸命に必死に、唾を飛ばしながら

説明をしまくりました。

午前9時から4時間余りもの長時間にわたってお互いに議論をしましたが、

当然のごとながら結論が出るわけもなく、

「今一度、課題の克服に向けて解決策を協議しながら、今後も話し合って行きましょう!」

と、中途半端な感じで会議は終了致しました。

私はお腹も空いてきていたので、内心は、「やれやれ、ようやく中国料理にありつける!」

と、むづかしい話し合いも終わり、ほっとしていたのでありました。

午後からは、長安の都であった、秦の始皇帝時代を満喫できる観光に出かけてまいりましたが、

天候は晴れているのに「PM2.5」濃度が高いせいなのか、どんよりとガスがかかったような状態で、

多くの中国人の方々はマスクをしておられました。

夕方6時からは、いよいよ待ちに待った新年会の始まりです。

社員、私たちを含む招待客を合わせて、テーブルが70席、約700名もの方々が参加されており、

私の長~い人生の中で、経験した事のない、最大規模の大宴会でありました。

宴会の初めの2時間は、各部門間の社員同士によるアトラクションの発表会です。

大きなステージ、洗練された照明、音響、プロ顔負けの晴れやかな衣装で、中国の伝統踊りやら、

歌などを披露して頂き、本当に楽しいひと時を過ごす事ができました。

中国式宴会は、53度もある「マオタイ酒」を、テーブル席に座っている全員で、

「カンペイ~」と言って一気飲みをしなければならないのです。

小さな細いグラスなので、3尺位しか入りませんが、ひっきりなしに「カンペイ」をするので、

私は15杯以上は飲んだような気がしております。

私はおかげさまで、お酒の方は割と大好きで強い方なので、気合で飲んでいましたが、

4時間近くもの宴会になってしまうと、さすがに記憶が飛んで行ってしまいよく覚えていないのですが、

いつの間にかステージに引っ張り出されて、カラオケで、

「北国の春」を無理やり歌わされた事だけは、はっきりと覚えております。

今回の中国視察で感じた事は、何と言っても中国の経済発展のすさまじさを、肌で感じる事が

できた事であります。

町並みは高層ビルが立ち並び、4車線の道路には車が満ち溢れていて、GNPが日本を追い抜いて

世界第2位になった実力を、まざまざと見せつけられたような気が致します。

政治的には尖閣諸島の領土問題などで、日中関係はまだまだ冷え切ったままのようですが、

経済的にはお互いに密接な関係にあり、今後も人的交流も含めながら両国の平和と発展を期して、

友好を深めて行かなければならないと、痛感したしだいであります。

いずれにしましても、エリーヌホームの中国進出は、解決しなければならない課題やリスクも

非常に多いので、現在、エリーヌホームに期待されている多くの方々に対して、迷惑がかからないように、

慎重に検討して行きたいと考えています。

何か新しい展開が始まりましたら、またブログで報告させて頂きたいと思っていますが、

どうか余り期待なさらないで、気長にお待ち頂ければと思います。

最後まで、長~いブログを読んで頂いたあなた、大変お疲れさまでした。

そして、本当にありがとうございました!