2021.06.04
住まいのこと
家づくり

ウッドショックによる家づくりへの影響は…

スタッフ

こんにちは、エリーヌホームです。

最近『ウッドショック』や『木材価格の上昇』という言葉を新聞等でよく目にするようになり、「社長ブログ」でもウッドショックによる住宅業界の動向をお伝えしていました。

ウッドショックは『アメリカの低金利の住宅ローンによる住宅需要の増加』や『中国のコロナ禍からの経済回復による住宅市場の需要増加』などが一因とされていますが、なぜ海外での住宅需要増加が木材の価格高騰に影響してくるのだろうと…思いませんか?

恥ずかしながら今回の件で、国内の木材自給率が2019年時点で約38%、梁や桁、柱などに使われる木材は約6割が米松や欧州材などの外国産木材で賄っている状況を知りました。

日本は国土の3分の2が森林の『森林大国』であるにも関わらず、木材自給率が約4割と低いのは、外国材の価格の安さから国産材の需要が減少、そして林業の就業者の高齢化や後継ぎ問題などの労働力不足で、急に需要が増えてもすぐに増産することができないからだそうです。

国土交通省が5月25日に発表した「主要建設資材需給・価格動向調査」(5月1日~5日に実施)でも、木材(製材)が「ややひっ迫」で、木材(製材・型枠用合板)の在庫状況が「やや品不足」という結果からもわかるように、現在、輸入材の国内流通量の減少による木材価格の上昇、その代替品としての国産材も3~5割近く上昇しているということです。

今後このような状況がどのくらい続くかわかりませんが、昨年のコロナ感染拡大時に、マスクの不足による価格の上昇など、色々な情報に振り回された記憶がありますが、今回も正しい情報を見極め、冷静に状況を判断していかなければなりません。

こういった状況が続けば、工期の遅れや建築工事費の値上げなど影響が出てくる可能性がありますが、これから家づくりをされる方の不安を少しでも取り除くことができるよう、最新の情報をお伝えしていきたいと思っています。

家づくりのお悩みや不安なことをお気軽にご相談ください。