2025.08.04

花火と浴衣

コーディネーター 海野

こんにちは エリーヌホームの海野です。

本当に暑い毎日ですね。夏休みも始まり夏のイベントも増えてきました。
最近は週末ごとにどこかで花火が上がっています。私はあまり花火を見に行かないのですが、ずいぶん前に一度だけ石川県の手取川の花火を観に行ったことがあります。規模も大きく花火の数も多く、とても感動したことを覚えています。

花火の大きさは〇号玉と呼ばれていますが、5号玉は5寸、10号玉は一尺の直径です。

この大きさは花火を打ち上げる筒の内径が基準になっています。この筒と中に入る玉との隙間も花火の出来を左右するそうです。

日本固有の文化は、木造建築と同様に尺を長さの単位として今も使われています。

同じように尺を単位として使うものに着物があります。

同じ尺でも着物で使う尺は建築で使う尺よりも長い、と昔祖母から聞き「ややこしいなぁ、みんなセンチメートルにすればいいのに」と思ったことがありました。

学生の時に浴衣を縫いましたが、縫う場所によって縫い方が幾つもありなかなか難しかったです。

ものづくりには幾つもの工程があり、それぞれがきちんと組み合わされて完成するものです。

そこにはマニュアルだけではなく経験や受け継いだ知恵が活かされなければ良いものが出来ないのだろうと思います。
だから古くから使われてきた尺を使い続けているのだろうとやっと思えるようになりました。

日本の文化である浴衣を着て花火に出かけたくなってきました。

8月見学会のお知らせ