2021.06.11
住まいのこと
家づくり

火災保険料が値上げへ

スタッフ

こんにちは、エリーヌホームです。

昨今の豪雨や台風などの自然災害の増加の影響で、2019年に火災保険料が値上げされました。
そして2022年度に、一般住宅を対象とする火災保険料の目安となる「参考純率」がさらに約11%引き上げられる見通しとなりました。


火災保険は火災だけでなく風水害の被害にも保険金が支払われるので、自然災害の増加に保険料の値上げのスピードが追い付かず、保険金の支払額が増加し続けている状況です。そこで自然災害の発生状況をなるべく早く保険料に反映できるよう、火災保険の契約期間を最長10年~5年に短縮することも決定しました。

一般的な住宅の火災保険は大きく分けて、「住宅火災保険」と「住宅総合保険」があります。

「住宅火災保険」は、火災、落雷、爆発、破裂、風災、ひょう災、雪災を対象とし、「住宅総合保険」は水災や盗難、外部からの落下等も対象となり、より保証範囲を広げた保険になります。

現在の火災保険料は、同じ都道府県内で建物の条件が同じであれば基本的に保険料は同一です。しかし、地域によって水害リスクの高い地域と低い地域の料金が同一であることに不満の声も出ていることから、2023年度にも水害リスクに応じた地域別の保険料を導入する方針となったようです。


今後はハザードマップ等で浸水想定区域とされている地域はリスクが高いとされ、保険料が高めに設定される可能性がでてきました。

尚、火災保険では、地震、噴火、津波によって生じた損害については補償されないので、これらの損害に備えるためには、地震保険に加入しなければなりません。

単独では加入できませんが、火災保険に付帯されている地震保険に加入するかどうか選択でき、途中加入も可能です。(地震保険は2022年度にも基本料率を全国平均で0.7%引き下げ。富山県は1.4%引き下げ。)

新築時の火災保険加入のタイミングですが、一般的に住宅の引き渡し日が火災保険の補償開始日となるので、引き渡し日に間に合うように補償内容を検討され、引き渡し日の約1カ月半前にはどの保険に加入されるか決められると良いでしょう。

エリーヌホームは火災保険の代理店として火災保険加入のご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。


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