2020.10.30
家づくり
資金計画
お金

もうひとつの設計

伊藤 甚宰

 マイホームを建てようと思ったら、どんなに良い職人を集めても、どんなに良い材料を揃えても、「設計図」が無いと家にはなりません。
 当たり前ですよね。

 そして家を建てる時には、実はもうひとつ別の「設計」が必要になるんですが、お分かりになりますでしょうか?

 そうです。「人生設計(ライフプラン)」です。


 「いつ結婚する?」「子供は何人欲しい?」「子供はどう育てる?」「教育はどこまで受けさせる?」「自分たちは何歳まで働く?」「老後はどう過ごす?」などなど、「自分たちがこの先どう生きていくのか?、「そして、それには一体どのくらいのお金がかかりそうか?」を事前にあらかじめ検討する訳なんです。

 もちろん、すべてが思い通り、予定通りに進む訳ではありませんが、それでも行き当たりばったりの、筋書きを何も用意していない人生よりは、良い人生になりそうなのは、あなたにも共感して頂けるのではないでしょうか?

 そのライフプランの中には「何歳の時に家を持つか?」、「住宅ローンはいくら借りるのか?」、「住宅ローンはいつ払い終わる?」、「車の買い替えはいつ頃にする?」、「それに掛かる費用はどのくらいか?」などなど、家にまつわる項目ももちろん検討します。


 生涯の住居費の算段も行う訳です。


 本来は、この人生設計上のストーリーの「主役」は、もちろんご夫婦を中心としたご家族なんです。家という「物体」は、あくまで「舞台」に過ぎないはずなんですが、最近それが逆転してしまっているんじゃないかと思います。

 ご家族を差し置いて、「住まいが主役」みたいな家づくり…私はあまり好きではないです。

 あなたはどうお考えになりますでしょうか?
 エリーヌホームの伊藤でした!